2008年11月20日
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「遊び場 42番」を発見・下高井戸5丁目、それは下高井戸最後のフロンティア!!

Written By: 川俣 晶連絡先

 「東京23区公園評価総覧・杉並区編5」に記載された『遊び場 42番  下高井戸5丁目  ×  脇道そのものと云える「小遊び場」』を探しに、下高井戸5丁目を歩いてみました。基本的に甲州街道と鎌倉街道の交点を基点に、5丁目の境界線に沿って時計回りに歩きました。

 その結果、見事に「遊び場 42番」を発見しました。しかも、意外なことに既に知っている場所でした。

なぜ歩いて探す? §

 区役所への問い合わせや紙資料の探索を行わず、歩いて探すのは非効率的です。

 それにも関わらず、なぜ歩いて探索をするのか?

 要するに散歩を楽しくする口実だからです。まず歩かねばなりませんから。

5丁目というフロンティア §

下高井戸5丁目、それは下高井戸最後のフロンティア

 などと宇宙大作戦風に語ってみたくなりました。

 その理由は以下の4つです。

  • 私自身、滅多に足を踏み入れない領域であり、歩いたことのない場所だらけ
  • 下高井戸の最西部でありまさに「西部」=「フロンティア」
  • 広大な空間がいくつもあり、また区民農園のような1~4丁目ではあり得ない施設まである
  • 甲州街道に沿った1~4丁目とは明らかにムードが違う

 ちなみに、下高井戸の南の境界、東の境界、北の境界はよく知っていましたが、西の境界は今回初めて実際に歩いて知りました。高井戸東1丁目と下高井戸5丁目の境界になる道を延々と歩きました。

 非常に新鮮でドキドキしました。

これが「遊び場 42番」だ §

遊び場 42番遊び場 42番

 2番目の写真で奥に見えるのは神田川です。

 神田川は何回も歩いています。散歩で高井戸方面に出るときは、たいていここを通ります。その際、この不可思議な空間は何回も見て、「これは何だろう?」と思いました。

 それが「遊び場 42番」だったとは。

 確かに言われてみれば『脇道そのものと云える「小遊び場」』です。しかし、道路としての利用価値はほとんどありません。抜けた先は神田川のサイクリングロードで車は入れません。しかも、そこで川があって行き止まりで先にも進めません。実際、人が歩いているところは見たことがありません。ということは、この空間の役割はやはり「遊び場」だろうと思います。

 ちなみに、何もない空間は子供には良質なエンターテイメントだと思います。それを使っていかようにも遊べるわけですから。妙に凝った遊具が中央にあって遊びの邪魔をするよりも、ずっと遊べるような気がします。

地図 §

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